GU-BT1のまとめ(今日現在まで分)
★【GU-BT1とは】
本来、SonyがBluetooth搭載のCLIEにとオプション品として発売されたBletooth GPS ユニットのGU-BT1ですが、買って試して見ると素直なシリアルポートプロファイルを搭載してるので、PocketPCやWindowsCE.netのSigmarionIIIにBluetoothなCFカード等を挿すことなどで使えてしまったりしています。他のPDAやNotePCなんかでも使えそうな気がしてます(^^; 現状では日本国内において量販店や店頭で買えるBluetooth GPSは皆無なので、保証や故障の面でも安心して使う事が出来そうです。(注: 本来のSony社が想定しない使い方なので、対応機種以外との使用で壊れたり、故障しても問合せしたり、修理に出したりしないで自己責任でお願いします。また、ここに書いてあることは、動作環境/本体のロット/個体差など予測できない様々な要因があるので、参考にされて使えなくても一切責任は負えません。)
まず、本体ですが、側面に2方向に動くスライドスイッチがあり、POWER ON/OFF側に1回動かすとPOWERがONになり、もう1回動かすとOFFになります。 同時に小さいですが「ピー」という音の回数でON/OFFが区別できるようになっています。 説明書によるとONの状態でBluetooth接続とGPSアンテナが稼動するようです。 この状態でPDAとの初期接続をしないと場合によっては見つからない時があります。(iPAQ h2210との初期接続など、無責任モードですがオフ会で見つけられなかったのは、このスイッチの位置かも知れません・・・。)
また、スライドスイッチを反対側のSTANDBYにするとBluetooth接続の受け待ち状態でGPSアンテナへの給電は止めて、省電力モードとなります。この省電力モードにした状態で、PDA側からBluetooth接続のシリアルポートを呼び出すアプリ(地図ソフトやGPSモニタ)を起動するとGPSへの給電が開始されるようです・・・。 この機能とBluetoothでの接続が15分無いと自動的に電源が切れる機能のよって単3乾電池が2本でかなりの待機が可能となっているようです。
GPS自体は、12チャンネル対応で測位もかなり早いと感じられます。電池を含めても手軽な大きさと重さなので胸ポケットやズボンのポケットとかにいれても、なんとか測位は可能で歩行ナビもOKでした。(アンテナ部分を水平にした方が感度は上がりますが・・・。)
今まで、PDAではCFカードタイプやSDカードタイプのGPS受信機が主流でしたが、カードのスロットからの電力より内蔵のBluetoothの方が幾分省電力だと思いますし、アンテナ部分が折れたり、邪魔になったりしないので鞄やポケットに入れていれば見た目でもGPSを使っているという感じもなく、実にスマートにGPSを使う事が出来ました。
これまでいいことばかりを書いてきましたが、問題点も幾つかあります。まず、GU-BT1自体が電池駆動のみなので、例えば車でシガーライターから給電を行おうと思っても外部電源の入り口すら有りません。また、測位系が日本独自のNMEA TOKYO(地図でのマッチングを見て体感した限り)だと思われるので、地図ソフトやアプリケーション側でNMEA TOKYOの設定が無くNMEA WGS-84にしか対応していないものでは、測位系が違うので大分位置がずれてしまうと思われます。さらにGU-BT1本体にあるMARKボタンを押すことでGU-BT1単体でも気になった場所や登録したい場所なんかをマークできるのですが本来CLIE用に添付されているLeplanというMapソフトでしかそのマークしたポイントを読み出すことが出来ないので現状では使えない機能と判断するしかありません・・・。
★【動作確認機種】(個人的に繋いだもの)
こちらのテストは動作を保証するものでは有りません。個体差や環境、設定、ドライバなどによって変ってくるかも知れません。
機種名/Bluetooth/COMポート/備考の順
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- hp iPAQ h4350(英語版)/内蔵BT/COM 6/-
- hp iPAQ h4150(日本語版)/内蔵BT/COM 6/id:mobachikiさんテスト
- hp iPAQ h2210(日本語版)/内蔵BT/COM 8/ROMアップグレード済み(個体差有かも?)
- DoCoMo SigmarionIII/IbCard(CF)/COM 8or9/COMポートの設定による
- Toshiba e800(英語版)/CFBT02-X(COM 6)/id:nurikabe-majinさんテスト
- Toshiba e800(英語版)/IbCard(COM 6)/ANYCOMのドライバ流用(6/22追記)
- TungstentT3(英語版)/内蔵BT/-/id:nurikabe-majinさんテスト(シリアルポート接続まで)
- TungstenT(英語版)/内蔵BT/-/id:MAROONさんテスト(シリアルポート接続まで)
- Zodiac2(英語版)/内蔵BT/-/id:nurikabe-majinさんテスト(シリアルポート接続まで)
- Palm m505(日本語版)/純正SDBT/-/シリアルポートは接続可能だがNMEA信号が見えない。
・・・続く