ChangeSetting.exeのご紹介

昨日、チョロと書いた他言語やReal VGAの切り替えを行うホーミンさんが作成されAsukalさんと私でテストしているアプリですが、反響が大きかったので簡単にご説明いたします(^^;
ChangeSetting.exeというアプリで、SDカードなどにレジストリ書き換え、削除、追加情報、ファイル及びフォルダのリネーム、削除、追加情報などを設定ファイルとして書き、設定された動作(レジストリの書き換え、削除、追加とかファイルやフォルダのリネーム、削除、追加等)を行い、リセットをして反映させるアプリケーションです。
どういうときに使うかというと、hx4700X50vのようにReal VGA化が出来るデバイスでは、QVGAのノーマル画面からReal VGA化する際に該当のファイルをコピーしてレジストリを書き換え反映させたり、Real VGAからQVGAに変更する時はReal VGAで書き換えたファイルを削除してレジストリを元にもどしたりいう使い方。
通常の日本語化で使われるレジストリの書き換え、フォント、wince.nlsなどのコピーなども可能です。
また、PocketPC 2003以降で行えるReal 日本語化のように別言語のmuiファイルを作成して、レジストリのmui値(言語設定)の変更や、言語によって違うレジストリの値、ファイルのコピー、フォルダー構造の変更、フォントやwince.nlsのコピーなどを書いた設定ファイルを作成することによって、あたかも他言語のPocketPCのように表示に変えることが出来ます。
ただ、これはMenuやmuiの作成によっては設定などの画面の表示が他言語になるということで、フォントや適切なwince.nlsがなかったり、レジストリのFontLinkの記述が間違っていたりすると思った通りに表示できなかったりします(^^;
また、IME(入力と変換)を作成したわけではないので、別途入力する手段や変換する手段は個々の言語によって用意する必要がある場合があります。
例えば、留学先、海外赴任先、海外からPDAを購入した場合とか、その言語表示で日本語化する方法は、すでにフォント、レジストリの修正、日本語のwince.nlsの導入をして、ATOKなどのIMEを導入する形で確立しています。
どうしてもその言語表示では問題があって、日本語でMenuや設定を使いたいとか、日本語や英語のMenuじゃカッコ悪いから他の言語で表示したいとか、海外のアプリ(IMEを含む)を使っていて、他言語で入力したときに問題が出たり、保存したテキストが文字化けしたりとかいう用途には向いているのかも知れません・・・。
昨日のコメントで多かった、他言語でシームレスに使うにはちょっと違う過程を踏まないといけないと思われます。
例えば、日本語版のPocketPCで日本語、英語に加え、中国語、韓国語を同時に使いたい場合は、多言語を網羅したフォントと各言語を記述したwince.nlsをPlatformBuilderで作成するとか(まだ作ったことはありませんけど、可能らしい)、各言語で入力できるIMEやSIPなどが必要になると思います。
仮にこれらを用意できても、細かい部分では入力できないとか文字化けするなどの不都合があるのかも知れません。
(まぁ、日中韓ならEffyを導入するとかでなんとかなりそうですけど・・・)
まぁ、あとはその言語に対する愛と根性しかないので、取り組まれる方は頑張ってやって見ください(^^ゞ ChangeSetting.exe自体はテストが終われば公開されると思いますので、それまでリアル他言語化とかをしていても全く問題ないと思いますし、テストに参加される方はmuiファイルを作成したり、環境を構築した時点でご連絡ください。
最後にくどいようですけど、ChangeSetting.exeは多言語化するアプリではなく、ファイルやレジストリの変更、追加、削除等を準備した上で設定さえすれば簡単に切り替えるができるというアプリですので、お間違えなく(^^;

参考

リアル日本語化の記事は下記を参照してみてください。
読み替えれば多言語化は出来る筈ですので・・・